ビール造りの道具
発酵タンク	１８Lのコック付き広口の水用タンクを使っています。これを使うとサイホンを使わずにワオート（発酵した原液）を瓶に移すことが出来るし、手を突っ込んで洗えるのでとても便利です。
温度計	一次発酵の時の温度管理はとても大切で、温度計は普通のものでも充分ですが、タンクに外からシール状で貼り付けることの出来るものが清潔で便利です。
サイホン	発酵容器からワオートを瓶とかケグに移す時に使います。ホームセンターで塩ビのパイプとガス用のコックを買って、パイプの中にステンレスの太い針金を差し込んで形状を保持する様に作っています。
２L瓶	いわゆるジャイアント瓶で、酒屋で栓付きの空瓶を譲ってもらって夏に良く飲む時用に使います。アサヒスーパードライのが取手が付いていて使いやすいと思います。瓶洗いと消毒が簡単、それから打栓の手間が省けて便利です。欠点は、一度に飲めず残す場合にどうしても気が抜けてしまう事です。
５L樽	これはドイツ製のステンレスの樽にサーバーがセットになっているもので、夏などのパーティー用に便利です。ただ、大きくなればなるほど飲み残しの時の気が抜ける事と、冷蔵庫のスペースをとる問題が出てきます。この樽は手押しポンプで内圧を上げることによってビールをジョッキに注ぐようになっていますから、多少気が抜けにくいようにはなっています。
消毒液	瓶や樽の消毒は大切で、雑菌が入るとジャンクビールと言って異常な酸味のある飲めないビールが出来たりする原因にもなります。スプレイ式のエタノール消毒液が使い易いです。
打栓機	普通のビール瓶に詰める時にはこの打栓機と栓（王冠）が必要です。

ビール造りの裏技
気が抜けたビールの再利用	ソーダサイホンと言って、ミニボンベを使って炭酸水を作る機械があります。これを使うと大型の容器で残った、気の抜けたビールを最後までおいしく飲む事ができます。水の代わりにサイホンに入れて炭酸を追加します。
おいしくビールを飲むには	ビールのおいしさのバロメーターは泡です。泡がクリームのようにきめ細かく、なかなか消えないのが最良の状態です。これは、陶器で内側が上薬でつるつるになっていないようなビアマグを使うと際立っていい泡が立ちます。マグの内側の沢山の穴が、泡の発生の起点になるからです。これは市販のビールでも同じで、その差は歴然としています。一度どうか試して見て下さい。
栓の再利用	栓（王冠）を抜く時に上にコインを当てて抜くと王冠がくの字に折れ曲がるのを防止し、再利用できるようになります。王冠を何回も使いたい時、新しいものが手に入りにくい時に知っておくと重宝します。