肌色石板の角長プランター
敷石用の石版で安いものがあったので購入してみました。このプランターのサイズは30×30×60cmと大きいですが、これで材料費は3000弱位だったと思います。石の種類は判然としませんが、ロイヤルホームセンターでアジアンスクエアとなっていました。厚みは15mm位で薄く特性としては柔らかく切り易いのですが、層状になっていてもろいものです。画像では少し分かりにくいかもしれませんが、コーナーの部分が少し欠けたりしています。それでも何とか制作して、実用上は問題ありませんが、この例のように切込みを入れるなど加工を施す場合には余りお薦めできるものではありません。

他のプランターと同様に、構造としては石板に互いに噛み合わせる切込みを入れて、酢酸ビニール系の接着剤で接合します。この状態で周囲を針金できつく縛って固定し数日置き固まるのを待ちます。夏と冬で固まるのにかかる日数が違いますが、冬で一週間くらいでしょうか。ベニヤ板の上に置いておいて、四隅の内側にセメントを入れて底にセメントを流し込み底の面を塞ぎます。この時、水抜き穴用に塩ビのパイプの輪切りを置いてその周囲にセメントを入れます。翌日セメントが固まった後にベニヤ板から剥がして取り出します。このように大型の場合や石が厚い場合には、出来上がったものがかなり重いので、設置場所に近い場所で制作した方が楽です。制作場所が近くに取れない場合には出来上がってから台車に載せて運んだりする必要があります。