リビングと屋根裏部屋
一階のリビングには川から心地よい風が吹いて来て、ここでお茶を頂いたり色々話を聞かせてもらったのですが、いつまでも居たいという気分になります。窓の前に座っているのが施主のTさんです。このログハウスのモデルハウスを見て一目で気に入り後はただひたすら建てる事だけを考えて来たのだそうです。丁度この土地を手に入れる機会に恵まれ、昨年の９月にキットが着いて、土地の持ち主に頼んでログをしばらく置かせてもらうようにお願いしたのだそうです。そして棟梁として力強く支えてくれた親友のお父さんを抜きにこのログハウスを語ることは出来ません。その無二の親友は実はつい去年若くして亡くなられたのですが、息子の代わりに一肌脱ごうという気持ちを持たれたのではないでしょうか?他にも電気工事を担当してくれた人、石を譲ってくれた人、外回りの塗装など、Tさんの人柄からくる人のネットワークがあったからこそ建てる事が出来たといいます。もちろん奥さんをはじめ家族の協力もあったでしょう。小学生の息子さんも道具を取ってくれたりお父さんの手伝いをして随分助かったとの事です。娘さんたちも心地良さそうに目を輝かせていました。
こうしてこのログハウスは今年の２月に完成しました。右は二階の部屋で普通なら暑いのでしょうが、配線だけしてあるもののクーラーは今の所つける必要がないと言う事です。 

屋根裏部屋と書斎
屋根には天窓があり、太陽の光がたっぷりと差し込んできています。こんな部屋で遊んだり寝たり贅沢な時間を過ごすことが出来れば最高でしょう。

右はTさんの書斎で素敵なコーナーです。親友を失ってからは以前のようにボートで海に出ることは無くなりましたが代わりに川釣りを楽しむようになり、ここでルアーを造ったりして自分の時間を過ごします。どうやら同じ母方の従兄弟でもあり、何でも自分で造らなくては気が済まない所は私とぴったりと共通項があるみたいです。これまではお互いに気が付きませんでしたけれどね。