日除け
蓋が出来た所で、床板の残った部分を貼り付けます。蓋の開閉時に干渉しないように少し見切り幅が広くなりますが、寸法を測って貼っていきます。
日除けはデッキの寸法に合わせて、紫外線を防ぐシートを売っていたのでこれに合わせて折畳み式で取り外せるものを作ります。上の部分は２階のベランダに造作をせず、これを利用して取り付ける事とし、下の左右はデッキの手摺に柱を取り付けて支えます。折畳み出来るように、ロープをループ状に結んで左右のシートとの固定点を同期させながら滑車で支えて上げ下げできるやり方です。シートの端末のハトメにはリングを付けてこれに遊んでいるロープをガイド代わりに通しておきます。右はこれらのからくりを構成する金物で出来るだけステンレスの物を使うようにしました。

デッキの手前の柱には８ミリのオニメナットを打ち込んで、柱に貫通穴を開けてステンボルトで取り付けます。
２階のベランダには四角の通風孔にロープで内外に抱き合わせた水道用塩ビパイプ材の外側の一本に数か所の取り付け箇所を設けて、これにシートを巻き付けた太い３本目のパイプを繋いで固定しています。手前の柱に下げたロープを引っ張って上げ下げすると日除けのシートが開いたり畳まれたりするようになっています。

こうして完成した日除けを下まで広げると、ウッドデッキのかなりの部分をカバーして、夏には涼しい日陰を提供してくれます。